釣魚学ルージー

釣りでお馴染みのお魚のあれやこれや、釣りの雑学なんかを思いつくまま掘り下げてみてます😊

綺麗で引きが強くて美味しい鱚(キス)!!キスってどんな魚?

見た目も味も素敵なお魚

仕掛けも簡単で、釣れるとしっかりと引きがあって、

何より食べて美味しい!!

私の好きな魚、キス!

 

釣れるときは釣れる…釣れないときは釣れない

しかも大きさにもすごく差がある。


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↑私の釣った最小🤣可愛い💕

 

いつのキスが大きいのか、なぜ釣れないときがあるのか気になって調べてみました。

 

シロギスってどんな魚?

シロギス:白鱚

スズキ目キス科

分布:北海道北部と沖縄をのぞく日本各地

釣り期:通年(主に春~夏)

旬:晩春~夏にかけて

 

🤔『アジを調べたときもスズキ目でしたね。スズキ目ってすごい、範囲広。。』

 

見た目の特徴


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スマートな魚体で吻部(くち)が尖る。

体色は背側が淡いシャイニーゴールド。

吊り上げた直後は光のあたり具合でグリーンや紫がかって見えることも。腹側は銀白色。

 

🥰『個人的にはパール+紫なイメージ。綺麗ですよね。』

 

全長:普通15~20cm

   最大で35cmを超えることもある

   (大型は引きが強い)

5~45mmの稚魚は晩秋まで砕波帯やごく浅い砂浜域に現れる。

1歳で10cm、2歳で13.5cm、3歳で16cm、4歳で17.5cmになり、2歳以上で成熟

 

キスの生活

 

特徴:警戒心が強く危険を感じると砂の中に潜る習性がある

 

場所:水深5~70mの砂地または砂泥底に好んで棲む(海底から10~25cm)

 岩礁の周辺や海底に変化がある箇所に多い。

 きれいな水を好む傾向にある。

 ●夏場→水深5~10mあたりを策餌回遊する

 ●秋が深まる→水深50~70mあたりで越冬すると考えられている

 深場での越冬時も活性そのものは低いものの摂餌行動をとる

 

回遊:10尾程度の群れを形成して海底付近を回遊する。

 その場合は海底から20~30cmほど上の層を泳ぐ。

食べ物:砂底のゴカイなど環形動物甲殻類を捕食する

 (砂と一緒に吸い込むようにして食べる)

産卵期:6月~9月

 (水温が22~30℃のときに数十回に分けて70万~200万の卵を産む)

 この前後には産卵のために水深10m前後の浅場に集まる(のっこみ)

 

🤔『のっこみ…産卵を意識した魚たちがそれまでいた深い場所から、水深の浅い場所に移動してくること。byネット調べ』

 

群れで活動しているため、1尾つれると同じ場所で連続することが多い

が!!

  • 警戒心が強く
  • 船影を嫌う
  • 着水時の音に驚いて逃げたり大きくあわせると他のキスが逃げてしまうことも
  • また最初から餌を丸呑みはしないので2度目、3度目のあたりまで待つ

🤔『あの辺で釣れたなぁ…ってその辺にダイレクトに投げると何故かつれない説(自説)に答えを見た気がします。』

丁寧に遠めに投げてゆっくりしっかり巻き続けよう。。と心に決めました。

 

キスの語源

  • アジが淡白であることから「潔(キヨシ)」の転訛したもの説
  • 混じりけのない「生(キ)」と飾り気のない「直(ス)」説
  • 「岸の魚」の「キシコ」から「キスコ」「キスゴ」→「キス」説

古くはキスコやキスゴと呼び、現在でも全国各地でキスゴと呼ばれる

 

キスの食べ方

効能:高血圧症上、肥満などの予防と改善

大型がつれたらお刺身、塩焼き

フライに天ぷら

沢山つれたら冷凍して保存可

手間をかけるなら昆布締め

 

🥰『てんぷらのイメージが強くて揚げ物ばかりしていましたが…塩焼き!!!すごくおいしいですよ。大きめのキスがつれたら是非に。』

 

 

今回の知識が皆様のつりの楽しみ、釣果の一助となりますよう。

 

では皆様釣りにお出かけの際にはお気をつけて。

いってらっしゃい。

 

 

【参考文献】

豊田直之(著):増補改訂版釣魚図鑑 2003 p146-147

金田禎之(著):さかな博学ユーモア事典 2011 p109-112

望月賢二(監):図説魚と貝の事典 2005 p222-224

山田吉彦(著):日本全国お魚事典 2012 p69-71

つり人者(編):「特徴仕掛けさばき方」が分かる672頁超図鑑さかな・つり検索 2020 p360